■信用を落とすセールスレター



過日、とあるアフィリエイトASPからDMが届きました。DMに同封されている手紙(セールスレター)を読んだところ、「このご案内は、優良アフィリエイタ―にしかお送りしていません」と書かれています。一読した私は、「おお、私はASPから優良アフィリエイタ―だと思われているのか」と気分を良くして、、、ってなるわけがありません。

私は、アフィリエイタ―として商品を売ったことが一度もありません。たたどんなものかと、アカウントを取得しただけです。そんな私がなんで優良アフィリエイタ―なんでしょうかね? 一部のアフィリエイタ―にしか出してない、と書かれてありましたが、おそらく嘘でしょう。

すぐにバレる「嘘」をつくと、信用を一気に落とします。いやね、ビジネスをしていれば、多少なりのウソや誇張はあるとは思うんですよ。しかし、こんなバレバレの嘘を平然と書いてくるようだと、その会社の倫理観を疑う以前に、思慮の浅さに危機感を覚えます。おそらく、私以外のアフィリエイタ―も「大丈夫かこの会社」と思ったに違いありません。

ASP側は、「あなたは選ばれた人です」と告げることで相手の自尊心をくすぐり、反応率を高めようとする意図があったのでしょう。しかしそれは裏目に出ました。人を見ずにテクニックでセールスレターを書くと、こうした齟齬が生じるものです。反応率が低いだけならいいのですが、得てして信用まで落としてしまいます。

読み手の状況や気持ちを推量できれば、何が適切な言葉なのかが見えてくるはずです。テクニックを知ることよりもずっと大切なことです。