文章を書き終えたら編集作業に入ります。
編集作業で大切なのは、文章を短くすることです。
思いつくまま書いた文章には、多くの無駄があります。
無駄とは、重複、誤字脱字、余計な言い回しや表現などです。
1行40文字あったら、35文字、30文字になるように、10ページに渡る文章であれば、8ページ、7ページになるように削っていきます。 そうすることで、文章全体が磨かれていくのです。
編集作業は書く以上に時間がかかります。
私の場合、書く時間の3倍は要します。
それほどエネルギーを注ぐ作業です。
この作業を行うことで、読者の心を動かす文章になるのです。
パソコン上で書いた文章は、プリントしてチェックします。
紙の上に書かれた文章を読むことで、気づくことがたくさんあります。
私は、5回以上はプリントして編集するようにしています。
アナログによる編集作業が一番効果的なのです。
編集する際は音読をします。
音読すると、多くのことに気づけます。
誤字脱字はもちろん、文の流れやリズムを感じることができ、効果的に編集ができるのです。。
最初は恥ずかしいでしょうが、ぜひ行っていただきたい作業です。
自分で編集した後は、他人に読んでもらいます。
できたら2、3人に読んでもらうのがいいです。
他人に読んでもらうことで、自分では気づかなかったことに気づけます。
たとえば、自分では分かっていたつもりでも、第三者から「分かりづらい」「誤字脱字がある」などの指摘や、胡散臭い」「効果がなさそう」「ピンとこない」などの感覚的な指摘も受けます。
それらの意見や感想を参考に、再度、編集し、文章の完成度を高めていくのです。
同じ原稿を読んでいると目が慣れてしまい、誤りに気づきにくくなります。
一通り編集を終えたら、24時間以上の時間を置き、再度、編集作業をするようにしてください。
時間を置くことで脳がクールダウンし、新鮮な目で原稿を読み返すことができ、新たな誤りに気づけます。