朝、文章を書く

 

運動をして、脳を刺激する

 

場所を変えてみる

 

お客様の聞きたいことを書く






分かりすい文章の書き方




分かりやすい文章は、誰でも書ける

 

朝は脳が一番活発に働いています。
この時間は、最も良い文章が早く書けます。
最も文章が書けない時間帯は夜です。
夜になると脳の働きが鈍くなるため、良い文章は書けません。


私の場合、夜書いた文章を翌朝読み返すと恥ずかしくなります。
それほどひどい文章になっているのです。
手直しするより、書き直した方が早いぐらいです。
どうせ書き直すのなら、朝書く方が効率的です。
文章は、午前中に書くことをお勧めします。





文章を書くには、多くのエネルギーを使います。
私はエネルギーを(糖)を補充するため、朝はバナナを食べるようにしています。
バナナには、果糖、ブドウ糖、ショ糖の3種類の糖分を含んでいるため、効率よく糖を摂取することができるからです。
バナナ以外であれば、炭水化物からブドウ糖を摂取することもできます。(たとえば、ごはん、パンなど)


炭水化物の場合、食べ過ぎには気をつけてください。
食べ過ぎると、胃に血液が集中するため、脳の血液供給が減り、その結果、眠気や集中力の低下を招き、良い文章が書けなくなります。
食べすぎず、効率よく糖分を摂ることを心がけるようにしましょう。





身体と脳は密接に繋がっています。
身体を刺激することは、脳を刺激することになります。

書くという作業は、同じ姿勢でいることがほとんどです。
同じ姿勢で長時間いると、血液やリンパ液はうまく循環しませんし、筋肉も刺激を受けません。当然、脳にも刺激はいきません。
そのため、少し運動をする必要があります。
運動することで、血液の循環が良くなり、集中力も高まります。

私の場合、書き始める前や、目が疲れたとき、集中力が切れたときに運動をしています。
すると、新たに集中して文章を書くことができるようになるのです。






気分が乗らないときに書いた文章は最悪です。
スポーツでも、モチベーションはパフォーマンスに影響を与えます。
文章でも同じです。
気分が良いときや、書きたいという衝動に駆られたときは、良い文章が書けます。
自分の気持ちを管理することも、文章を書く上で大切なことなのです。





仕事机ばかりで書いていると、なんだか気分が萎えてくるものです。
そんなときは、外に出ていつもと違った場所で書くようにします。
すると、新鮮な気持ちで文章が書けるようになります。
たまには外出して文章を書いたり、いつもと違う机で文章を書いてみるのもいいでしょう。




文章を書くために一番大切なことは何か。
それは、誰に宛てて文章を書くのかを明確にすることです。
文章は誰かにメッセージを発するためにあります。
その「誰か」が誰なのかを明確にする必要があるのです。
誰に発信するかによって、メッセージの内容も、表現の仕方も異なります。


たとえば、ダイエット食品を販売していたとしましょう。
20代の女性と40代の女性では、悩みが違うはずです。
20代の女性に向けて書いた文章を、40代の女性に発信しても反応はありません。
販促物で商品が売れない多くの原因はここにあります。

書き手が対象者をイメージせず、誰にでも通じるようにと文章を書いてしまっているのです。
その結果、読まれない、分からない、共感されない文章ができ上がります。

誰にでも分かるように書かれた文章は、誰にも伝わりません。
文章は、特定の人に向けてメッセージを書くものです。
「誰でも」は、誰にもメッセージを発信していないのと同じなのです。





コピーライティングは、お客様のためにあります。
書き手のために書くのではなく、お客様のために書くのです。

よくある間違いは、言いたいことを書いてしまうことです。
「この商品は、こんな効果があります。ほかにもこんな効果があります。さらには、こんな素材にもこだわっています」と、書き手が伝えたいことを伝えようとしてしまうのです。

書き手が伝えたい情報と、お客様が聞きたい情報は違います。
お客様は、自分に関係ない情報だと判断すれば、読むのを止めてしまいます。

お客様が求めているニーズやウォンツは何か。
それを明確にしてからコピーを書かなくてはいけません。
コピーライティングの根本的なことですが、理解している人は少ないです。





言葉は扱い方を間違えれば人を傷つけます。
言葉を扱う人は、その責任を自覚しなければいけません。
責任とは、人を傷つけないこと、社会に悪影響を与えないことです。
文章力を磨けば、多くのお客様に商品を買ってもらえるようになります。
それに比例して、責任も大きくなるのです。


最近では、誇大表現をしたり、ウソを書いたりする人が増え、社会問題にもなっています。
テクニックばかりうまくなって、倫理観が伴っていないのです。
コピーライティングは人を幸せにするためにあります。
決して、人に迷惑をかけるためにあるのではないのです。
コピーライティングを学ぶ人は、このことを忘れてはいけません。