セールスコピーライターの心得




 

ここに一枚の写真があります。
夕焼けをバックに家々が並んでいます。これは、私の近所で撮影した写真です。背景と家々のコントラストがハッキリして、綺麗な写真となりました。



コントラスト効果は、セールスレターでも応用できます。

写真のコントラストは、光と影です。
セールスレターのコントラストは、現状と未来です。現状とは、今抱えている悩みや不安などの深刻さ。未来とは、商品を使うことで得られるメリットや与えられる気持ちです。

お客様が抱えている悩みを描写し、商品によって悩みが解決した生活をセールスレター内で表現します。悩みを深く、そして解決後の生活を素晴らしく描写できればコントラストが生まれます。写真もセールスレターも、コントラストがあるほど魅力的になります。

写真は光と影の芸術です。セールスレターも、現状と未来に差が生まれるほど、商品が魅力的に映るのです。






「窓」は「間戸」が語源です。
日本庭園は、縁側から眺めるのではなく、部屋から間戸越しに眺めるものです。部屋から眺める景色は、まるで一枚の絵のように映ります。間戸が額縁の役割をはたしているのです。
部屋から眺める景色は間戸で切り取られ、庭園全てを観ることはできません。しかし、そうすることで庭園を美しく魅せているのです。日本ではこれを「生けどる」と呼びます。



セールスレターでも同じことが言えます。
売れないセールスレターは、売り手の伝えたいことがダラダラと書かれています。それでは、縁側から庭園を眺めさせているのと同じです。そのようなセールスレターでは、お客様の心に響きませんし、購買意欲を湧かせられません。
 
セールスレターで大切なことは、伝えられる情報の中から、お客様が知りたい情報だけを切り取り「生けどる」ことです。そうすることで、お客様に興味を持って読んでもらえ、購買意欲を湧かせられるのです。
人を魅了する日本庭園も、人を魅了するレターも、本質は同じなのです。



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